股関節の症状チェックリスト
股関節の痛みの症状は様々ですが、以下に代表的な症状をいくつか挙げます。
股関節の痛みのチェックリスト
- 太ももやお尻、股関節まわり(脚の付け根)や膝に痛みがある
- ゴルフのスイングをすると痛みが出る
- ランニングをすると痛みが出る
- 足の爪が切りにくくなった
- 靴下が履きにくくなった
- 股関節が痛くて歩くことができない
- 正座などしゃがみ込む動作が困難
- 長い時間立ったり歩いたりするとつらい
- 階段の昇り降りで手すりが必要
- 股関節が夜寝ていても痛む(夜間痛)
- 脚の付け根の曲げ伸ばしがしずらい
股関節の代表的な病気
前述したような股関節の痛みの症状が続く場合、以下の病気を疑います。
- 変形性股関節症
- 大腿骨頭壊死症
- リウマチ
- 滑膜炎
股関節の病気の解説
変形性股関節症
年齢とともに股関節の骨がすり減って変形し、痛みを引き起こす疾患です。主に中高年の女性に多く見られます。
変形性股関節症では以下のような症状がみられます。
- 足の爪を切ると痛みが出る
- 靴下を履こうとすると痛みが出る
- 歩き出すとき、股関節に違和感がある
- 股関節が痛くて歩くことができない
- ランニングをしていると股関節が痛む
- ゴルフのスイングをすると股関節が痛む
大腿骨頭壊死症
大腿骨頭壊死は、大腿骨頭の骨が壊死する疾患です。この状態では、骨の形状が変形し、関節の機能が損なわれます。
大腿骨頭壊死症の症状は以下になります。
- 股関節にしばしば痛みや不快感を感じる
- 歩きずらい
- 夜間、安静にしていても痛む
- 股関節の可動域が狭い
リウマチ
関節リウマチ、膠原病などの自己免疫疾患が原因で股関節が炎症を起こし、痛みや腫れを引き起こすことがあります。
滑膜炎
股関節の滑膜が炎症を起こすことによって、痛みや腫れが生じることがあります。
股関節の痛みの症状を放置するとどうなる?
股関節の痛みを放置すると、痛みや不快感が継続し、徐々に悪化する可能性があります。
股関節の痛みは炎症、損傷などによるものが考えられ、進行すると歩行障害を引き起こす可能性があります。歩行障害は日常生活において制限を引き起こし、転倒やけがのリスクを高めます。
痛みの症状が続く場合は早めに専門医の診断を受け、適切な治療を受けることが重要です。
股関節のことでお悩みなら、信頼のおける専門医へ
股関節の疾患は症状が進行すると、立つ・座る・歩くといった日常的な動作に支障が出て、QOL(生活の質)が低下します。
痛みに悩まされない快適な生活を送るためには、痛みを放置せず、信頼できる専門医のもとで適切な治療を受けることが大切です。